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私のささやき - 梅田英親 (梅田設計事務所)(2006年09月13日 更新)

この度、『会員のささやき』の執筆依頼をいただいた時余り深く考えず引き受けてしまいました。 締切りがせまるにつれ、どんなに後悔したことか。 何より私は国語が苦手、作文を書くことなど大の苦手だったのです。 それでもせまってくる締切り、何でもいいとの言葉に甘えさせて頂、私事を書かせていただきます。

私の家族は、4人で県営アパ-トに住んでいますが、 最近ビフォ-アフタ-とかのリフォ-ムなどをするTV番組が話題になっていますが、 私の家族の中でも話題は、家を建てる話が多くなっております。

実際、高校生、中学生の息子、娘がいると団地の生活は物が溢れ、とても狭いものです。

家を建てるにも、それぞれ好き勝手な条件を出してきます。 土地の値段など考えず、娘は、友達のいる、帯山・水前寺でないといけないだと言い、 また、妻はなおかつ広い庭がないと嫌だといい、とても実現できそうにない事ばかり言い合っています。 さらに、私は私で、これも、TV番組でダッシュ村と言うのがありますが、 緑に囲まれた静かな環境、風の音、水の流れ、青い空に真っ白の雲、 そして、広い畑があり四季おりおりの作物を収穫して自然と共に時間が流れる生活を夢にています、 今、水汲みに行くついでに、阿蘇の高台や、蘇陽・矢部など、自分の理想に近い土地など見つけては、 家族に言ってもとても相手にしてくれません。

私も44歳となり建築家として、自分の理想の家を建てることを夢みていますが、 まだまた実現は遠い様です。家族の説得、資金の問題等など、クリアしなければならない事がたくさんあります。 今しばらくは、いろいろな仕事をさせて頂き、 いろいろなケ-スを参考にして、暇な時に自分の家を計画して楽しみたいと思います。 そして、なるべく早く夢が実現出来る様に努力して生きたいと思います。

最後に、大幅に締切りを遅れて御迷惑をおかけした事を、お詫びして終わりたいと思います。

(2004年11月掲載)